【最新版】最短10分で完了!簡単なアメリカESTA申請の手引きを紹介!

ニューヨークやカルフォルニア、ハワイ等のアメリカ国内への渡航は、事前にB1/B2(観光、商用),F-1(学生)などの任意のビザ、またはESTAを取得しなければいけません。

今回はそもそもESTAとは?といった事から、実際に申請の手順まで紹介していきます!

 

ESTAとは?

⇒ESTA(Electronic System for Travel  Authorization)とは、2009年から運用されているアメリカの電子渡航認証制度です。

アメリカ税関国境警備局(US Customs and Border Protection、以下CBP)が、ビザ免除プログラム(Visa Waiver Program)に基づき運用しています。

ざっくり言うと、ESTAは本来はアメリカへ渡航する為にはビザを取得して渡航許可を得なければいけないところを、特別にビザ無しでの渡航資格を得られるプログラム、という事です。

これは、他国でも、カナダeTAやオーストラリアETAS等の電子渡航認証が採用されています。

 

ESTAの対象の人は?

下記の条件を満たす場合、ESTAで渡航が可能です。

☆日本や韓国、シンガポールなどの国籍を所有する人(VWPの対象国)

☆90日以内の短期渡航であること

☆渡航目的が観光または商用であること

ESTA対象外の条件

一方で、以下の条件に当てはまる方は、ESTAでの渡航が認められていません。

☆イラン、イラク、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンの国籍を二重に取得している人

☆2011年3月1日以降、イラン、イラク、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンへの渡航・滞在歴がある人

☆国内外問わず、犯罪歴を持つ人

☆現在までに米国内で不法就労・オーバーステイを行った事がある人

上記に当てはまる場合、ESTAでは無く、アメリカB1/B2(観光・商用)ビザなどの非移民ビザを取得した後にアメリカへ渡航します。

アメリカB1/B2ビザについての詳細・申し込みはこちらからどうぞ!

 

航空券の提示条件

ESTAでの渡航では、アメリカを出国する航空券が必要になります。

アメリカ出国用航空券は、渡米前までに用意しましょう。出発の段階で所持していないと、搭乗拒否されてしまいます…。

 

ESTAの有効期間

☆承認日から最大2年間

☆パスポート有効期限が2年未満の場合はパスポート期限の失効日まで

☆CBPが認める限り、例外を除いて何回でも出入国可能(マルチプルエントリー)

☆ESTA申請が2017年08月10日で、パスポート有効期限が2018年11月01日の場合、ESTAの有効期限は2018年11月01日になります。

 

ESTAの申請前に…

上記でESTAの渡航資格がある人は、さっそく申請に進みましょう!

取り掛かりの前に、他国の渡航認証同様に入力事項を予めメモ帳等でコピー&ペーストしておくと後々の作業内容の時短を計る事が出来ます。

必要事項の記入法については、以下に記載しているので是非参照してみてください!

【各国共通】ビザ申請前にメモ帳を活用しよう!

 

パスポート、渡航情報、クレジットカードの準備

ESTA入力の前に、今回の申請に必要な以下の物を集めましょう。

・ICチップ付旅券(パスポート)

・今度の渡航情報

・有効なクレジットカード

ICチップ付旅券(パスポート)

2016年4月1日から、アメリカへ渡航する際に、ICチップ付きのパスポートを所有する事が義務付けられる様になりました。

2006年3月20日以前に発行されたパスポートをお持ちの方は、余裕をもって更新を済ませておきましょう。

 

渡航情報

アメリカ国内の連絡先、及び滞在中の住所、電話番号の情報を揃えましょう。

渡航者の大半が米国内ホテルの住所、知人・親族の住所になるかと思います。

渡航認証なので、正しい情報を入力していきましょう。

 

クレジットカード

ESTAは14USD(約1500円相当)をクレジットカードかPayPal(電子マネー)で決済します。

本記事ではよりスピーディに支払いを済ませるために、クレジットカードでの決済方法を記載しています。

 

アメリカESTA申請サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/esta/)にアクセスする。

1.新規の申請を行う

開いたときは英語で表記されているので、右上の"Change Language"から日本語を選び、申請項目を日本語に適用します。

上記の様に日本語に変換されたのを確認出来たら、①新規の申請 を選択し、下段の ②個人による申請 をクリックすると、ポップアップが表示されるので、以下の通りに進めていきます。

 

 

 

 

2.申請者情報の入力

先の工程を終え、ここからは渡航者の情報を入力していきます。

申請者/パスポート情報

申請者の生年月日、パスポート情報をそれぞれ入れていきましょう。

右上の旅券をアップロードは、スマートフォン等のカメラ機能を利用すると、画素数の関係で正常に読み取れない可能性があります。

正確でない情報を読み取り、そのまま申請を通してしまうと承認却下になることも十分あり得ます…。

この項目は、全て手動で、一つ一つ確認していきながら埋めていきます。

 

勤務先情報~別の市民権・国籍

上図の通り入力していきます。

ホームアドレスラインから州/都道府県/地方は勤務先企業の住所を、番地から英語で入れていきます。

国番号+電話の入力欄は、番号上1ケタを抜いて入れます。

例)090-0000-0000の場合 → 90-0000-0000 → 9000000000 (ハイフン抜き)となります。

 

渡航情報の入力

アメリカでの滞在先の情報を埋めていきます。

カナダ、メキシコ等への乗り継ぎ便を利用する場合は、当項目への入力は不要です。該当する方は”いいえ”を選び次の事項へ進みましょう。

 

☆米国内の連絡先情報、米国滞在中の住所

今回は滞在先の情報を以下の内容で設定しています。

滞在先名:Sheraton Waikiki

住所:2255 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

電話番号:808-922-4422

上記をそれぞれに対応する項目に当てはめて入力していきます。

勤務先情報同様に、番地から順に埋めていきます。

米国滞在中の住所は、上記の滞在先以外で訪問する場所があれば入れましょう。

 

 

適格性に関する質問

この項目は基本的に全て “いいえ” を選択します。

全て選択した後、もう一度”いいえ”を選んでいるか確認して、次へ進みます。

 

ここで一つでも”はい”を選択して申請すると、ESTAでの渡航が認められず、ビザを取り渡航となる流れになります…・。

アメリカビザは、申請までに必要な書類や時間が膨大にかかります。この適格性に関する質問は慎重に答えましょう。

 

申請内容の確認

今まで入力した内容をここで確認出来ます。

特に、申請者氏名、パスポート情報、生年月日、適格性の項目はここでも必ずチェックしてください。

 

申請料の支払い

クレジットカードでの支払い

全ての申請内容を入力し終えた後は、クレジットカードを準備し、今回の申請代金を支払います。

 

 

 

 

今回は下部の “デビットカードまたはクレジットカードで支払う" にチェックします。

 

次に、支払い者の住所、氏名とカード情報を入力します。

ここも日本語表記になっていますが、全て英語で、それぞれ入れていきましょう。

 

入力情報の確認画面に進み、内容が正しければ”送信”を押します。

 

暫くこの画面が続くので待ちましょう。

 

画面上部に”認証は保留中です”が出たら、一先ずは申請と支払いの行程は完了です。

ここで、数分待ってからブラウザの更新ボタンを押します。

 

上図”認証は承認されました” と表記が変われば、無事ESTAの承認が下りました。

この表記を持って、アメリカへの渡航が可能になります。お疲れ様でした!

 

”認証は保留中です”が続く場合…

ESTA承認までは最大72時間掛かると言われています。

それ以降で何も進展が無ければ、主には以下の理由で承認が保留・却下になった可能性があります。

①パスポートの情報に誤りがある

②ブラックリストと同姓同名、生年月日が同じ

③適格性の質問を”はい”のままで答えてしまった

④過去に米国内で犯罪・違法行為を行った事がある

①パスポートの情報に誤りがある→再申請の際に正しい情報を入力すれば承認が降りる可能性があります。

②ブラックリストと同姓同名、生年月日が同じ→米国国土安全保障省(DHS)へ救済番号(Redress Number)を要請することで渡航可

③適格性の質問を”はい”のままで答えてしまった→ESTA承認が降りません。

④過去に米国内で犯罪・違法行為を行った事がある→ESTA承認が降りません。

 

アメリカESTAの渡航認証拒否の理由は駐日大使館や各米国省庁に問い合わせても開示されません。上記に少しでも当てはまる場合や、それ以外の理由で却下…という事も充分あり得ます。

ESTAが申請し承認されないという事は、すなわちアメリカへビザを取得しないで渡航できる資格を失うということです。

ESTA認証を拒否されたら、非移民ビザを取得する必要があります。

 

ESTA申請は慎重に

今回一通り説明した通り、ESTA自体は簡易的な内容で構成されており、申請自体の難易度もそこまで難しいものではありません。

しかし、一国の渡航認証であることに変わりはありません。万が一虚偽申請を行った場合は、最長20年間の渡米禁止が課せられます。

余裕を持って申請をしましょう。

 

自分ではどうしても不安だ、という人は代行申請を!

申請が難しい、渡航前で急いでいて時間が無いという方は、代行申請も一つの方法です。

ESTA申請.jpでは、実費・税込3,758円~から代行申請を行っています。

渡航1日前、当日のフライト等の緊急の場合も対応しているので、是非一度ご覧ください!