【各国共通】ビザ申請前にメモ帳を活用しよう!
2018年現在、あらゆる国でESTAやETA、インドE-Visaなどの電子渡航認証が採用されています。
電子的に申請を行う事によって、当事国と申請者の双方にとって、より効率的で且つスムーズにビザや渡航認証を取得する事が可能になりました。
しかし、多くの電子渡航認証ではセキュリティ対策としてタイムセッション制を導入しており、あまり入力に時間を掛け過ぎると即座にタイムアウトになり、それまでの内容を保存する前に消えてしまった…という事も多々見受けられます。
こういった事態を避ける為に、必要な入力事項をOSに備わっているメモ帳などの機能を使ってメモを取っておく事が有効です!
※本記事ではWindows10にデフォルトで備わっているメモ帳ツールを使って紹介していきます。
メモ帳を完成させよう
申請者と旅行先の情報を揃える
メモ帳を立ち上げる前に、以下の情報を集めておきましょう。
1.日本国内の現住所と本籍地住所
2.日本国内の緊急連絡先住所
3.勤務先名、住所、連絡先
4.旅行先の連絡先、ホテル情報
※これらに加え、申請者名、生年月日、パスポート(パスポート番号、発行・有効期限)も必要になりますが、ここでは割愛します。
メモ帳に英語で入力する
オンライン申請を採用しているほとんどの国において、申請書フォームは全て英語で表示されています。
もちろんそれ相応に、我々の情報も英語で提供しなければなりません。
このメモ帳に入力する段階で、申請者の情報を全て英語に直す作業をしていきます。
この時注意すべきポイントとして、住所において日本語から英語に翻訳する時は、逆から書いていくことになります。
例えば日本語で住所を書き記すときは、都道府県⇒市、区⇒町村⇒丁、番地…と表記しますが、これが英語の場合においては番地から順に書いていきます。
図にするとこんな感じです。
英語では、日本語の最下部 ④丁、番地 に相当する ①Street/House を頭に持っていくことになります。
申請国によってはDistrictがStateに、またCityがTownと表記されている場合がありますが、この段階では特に何も考えなくて大丈夫です。
それでは、この方法に則って実際にメモ帳を完成させます。
…と、現住所からホテルの住所まで英訳してみました。
国によっては不要なもの、または更に情報を求められる事がありますが、今回は上記の4つを使ってビザ申請を行っていきます。
申請書フォームの入力例
先ほどのメモ帳の内容を、インドビザ、アメリカESTA、カナダeTAでそれぞれ入力していきます。
インド観光ビザの場合
インド観光ビザの申請ページ序盤の①現住所(Present Address)、②本籍地(Permanent Address)がメモ帳黄色部分に対応していますね。
都道府県欄はState/Districtの他にProvinceという表記もあるみたいです。
ここから更にページを進んでいくと両親の情報、滞在予定都市などの細部に渡る内容を入力していくことになります。
詳細は以下の記事でまとめておりますのでこちらをご覧下さい!
カナダeTAの場合
eTAの場合、Present AddressがResidential address(居住地住所)に相当する項目になります。
他にも、都道府県欄はRegion表記になっていますね。
上図の様に、①Streetの項目が2つ存在する、②Street欄にハイフン抜きで入力する、という点はカナダ独自のフォーム形式でしょうか・・・。
その他にも何かと不可解な事が多いカナダeTAの申請手順はこちらからどうぞ⇩
https://apply-etias.net/2018/10/16/post-271/
アメリカ非移民ビザ(DS-160申請書)の場合
アメリカ非移民ビザ電子申請書(DS-160)の現住所及び勤務先情報のそれぞれの入力フォームです。
入力項目はどの国よりも抜きんでて多いアメリカですが、それぞれ相当するべき項目に入力する、といった至ってシンプルな申請書になってます。
また、DS-160は各国の言語に対応しており、それぞれの項目の部分にマウスポインタを置くと自動で任意の言語に翻訳してくれます。(もちろん日本語も!)
おわりに
ビザ申請前にメモ帳は必ず活用しよう!
今回は渡航者数の多い3ヶ国のビザ申請書を紹介しました。
国によっては本籍地や勤務先の情報が不要な場合がありますが、多くの国でタイムアウト制、項目が全て英語で必要以上に焦ってしまいますね。
基本的には①~⑤までの情報はあらかじめメモ帳に、全て英語で入力しておきましょう!
それでもやっぱり難しい、という人は代行申請も
入力内容に誤りがあると、ビザの発給が遅れたり、そもそも申請書を受け付けてもらえず、せっかくの渡航が不可能に…
というケースが実は意外と多かったりします。
自力でイチから申請を始めるのも良いですが、少しでも不安を感じる様であれば代行申請も一つの策だと思います。